2014年12月11日木曜日

おもろCDを振り返る2014

今年も恒例のうんたらかんたら

Organic / Freak Kitchen

スウェーデンの3ピースHR/HMバンド、フリークキッチンの2005年アルバム。
ギターボーカルのMattias IA Eklundhの訳の分からないギターに反して曲自体は総じてポップで聞きやすいため、普段HR/HMを聞かない人でもそんなに違和感なく聞けそう。

Ron thalがゲストで参加してるので更に変態度が増している一曲目から飛ばしまくりで、その後の曲もマティアスの大好きなスクイールが火を吹いています。なんでスクイールでこんなにノイズが少ないのか分かりませんが、そもそもマティアスのプレイはスクイールに限らず意味が分からないものが多いので考えたところで無駄かもしれません。

特にお気に入りの曲

ジンコウガクエン2 / ILLUSION

女の子を自由に弄くれるすごいエロいゲームです。絶頂注意!

特にお気に入りのエロゲ

The Tri-Tone Fascination / Shawn Lane

Shaen Laneソロ二枚目にして最後のアルバム。どちらかと言えばフュージョン寄りな感じではありますが、特にこれといったジャンルを感じさせない稀有なアルバムかもしれません。最初の3曲は割とハードな感じですが、その後は綺麗なメロディーの落ち着いた曲が続きます。

Shawn Laneも例に漏れず超絶技巧の持ち主で、全くノイズの無い高速弾きを連発してくるにも関わらず、それをあまり感じさせないのは、優れたメロディーセンスもさることながら、前に出過ぎず、それでいて存在感は失わない絶妙なバランスのトーンだからではないでしょうか。ギタリストとして目標にしたいトーンです。それだけにもう彼の新曲がもう出ることは無いという現実が非常に残念でなりません。


特にお気に入りの曲

The Nightfly / Donald Fagen

Steely DanのDonald Fagenのソロ1作目。クレジットを見ると、僕の分かる人だけでもラリー・カールトン、マーカス・ミラー、ジェフ・ポーカロなど錚々たる顔ぶれ。Wikipediaによるとジャズ・ロックに分類されるらしいこのアルバム、一曲目のI.G.Y.から非常に優雅な、それでいてどこか儚げな雰囲気が漂います。普段曲の歌詞を調べたりしない自分も、そもそもI.G.Y.ってなんぞやと気になって調べたのですが、そりゃあこんな雰囲気の曲になるよなあという歌詞でした。

当然このような曲だけでもなく、Green Flower StreetやNew Frontierのような明るめの曲もあります(Green Flower Streetは殺人が歌われており、New Frontierも超皮肉を含んだ曲ですが…)。個人的なお気に入りはタイトルトラックのThe Nightfly。ラジオDJしてる歌詞が面白いです。このアルバム、歌詞やジャケットに対する考察がたくさんありますのでそれらを自分の解釈と比べながら聞いてみるのも面白いでしょう。

ちなみにこのアルバムはデジタルレコーディングが普及し始めた時期に録音されたにも関わらず非常に音質の良いアルバムで、サウンドチェックにも広く使用されているんだとか。実際音の良いアルバムだと思うんですが、やはり楽曲自体も優れているからこそ有名になったアルバムなのでしょうね。

特にお気に入りの曲

Raindrops / 猫叉Master

主にBEMANIの曲を手がける猫叉Masterの1枚目のアルバム。猫叉Master+名義のようにアップテンポな曲ももちろん好きですがやはりこのアルバムに代表されるような透明感のある曲は素晴らしいです。そういえば初めて弐寺に触ったSPADAで一番好きな曲はElement of SPADAでした。

猫叉Masterと言えば民族音楽風味な曲が特徴的で、それを感じさせる音(バグパイプ?笛?)が目立つんですけど、それに加えてベース&ドラムの出す強いグルーヴ感が美しさに力強さを兼ね備えて最強に見えます。

聞き所はどうしてもIndigo Bird~Reflection Into the EDEN~サヨナラ・ヘヴンの流れですかね。当然それ以外にもただただ美しいという他ない楽曲群が並んでいますので聴きごたえ抜群なアルバムだと思います。

特にお気に入りの曲

Fall Together Again / Andy Burrows

ダラス・マーベリックスの背番号41ではなく、去年のおもろCDでも書いたAndy Burrowsの二枚目のソロアルバムです。これまた相変わらず綺麗でポップな曲の詰まったアルバムだなあと思いますが、一作目のCompanyに比べると若干重苦しい雰囲気が薄れ、開放感のある印象を受けました。まあジャケットの色調の違いで勝手にそういったイメージを抱いてるんでしょうけど。

これまたCompanyとの対比ですが、Companyは序盤~中盤に(個人的に)好きな曲が集中していたのに対して、こっちは中盤~終盤に隙のない曲が集中しています。羽生さん?強いよね。
特に好きな曲は6.Who Are You Now?なので結局僕は重めの曲が好きなだけなのかもしれませんが、非常に良質なポップアルバムであることは間違いないと思います。

特にお気に入りの曲
6.Who Are You Now? 8.Watch Me Fall Again 10.When Your Ship Comes In


来年も良いアルバムをうんたらかんたら

おもろゲーを振り返る2014

今年も恒例おもろゲーの時期ですね。
はや3年目を迎えましたが何の感慨も湧きません

リンダキューブアゲイン


ちょうど今年俺屍2で顰蹙を買っていたのも記憶に新しい桝田省治が手がける動物捕獲RPGです、ポケモンの図鑑登録がメインになったゲームといえば分かりやすいでしょうか。
捕獲した動物を素材に装備品やアイテムを作れる点はモンハンの先駆けなどとも言われています。モンハンやったことないけど。
ストーリーについてはあんまり言うとネタバレになるので詳しくは触れませんがシナリオA、Bはなかなかショッキングなイベントが多かったですね、鬱ゲーとまでは言いませんがスッキリする終わり方では無いのは確かかと。シナリオCはかなり明るめのシナリオなのでまずA,Bでゲームシステムに慣れてCで思う存分動物集めに精を出してください。
(左)野営で精を出すケンくん (右)野営で精を出されるリンダさん

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

 
なんだかんだ一ヶ月くらいしかやらずに放置してるんですけどハマったのは確かなので。
音ゲー要素のあるソシャゲで、音ゲー部分自体は巷の他ゲーに比べてみればそこまで難しくないので、音ゲーに触ったことのない人も上手く引き寄せてる感じがします。あとラブライブだし。
SR2枚取りボーダーに達し喜ぶも最終日の伸びを考慮せず1枚取りに終わる無課金プレイヤー
ソシャゲの例に漏れず、ランキング形式のイベントもあるんですが、無課金でもSR1枚でいいなら割と楽に取れるようになってるので良心的な気がします。2枚以上となると11連ガチャを諦めるか課金になってきそうですが。
ちなみに僕は佐伯麗音ちゃんが好きです^^

NBA 2K14

Bullsで確固たる地位を築くStewert Mason(20)
 例のごとくマイキャリアモードの話です。もう2K15出てますけど個人的にはこっちの方が楽しめましたね。15もあれはあれで面白いんですけどやはり14のロード時間の短さや、操作性などの快適さは非常に魅力的。あとやっぱりフリースローは得意だけどジャンプシュートは苦手とか、ダンクは得意だけどレイアップは苦手とかそういう選手が作れるのは良いですね、15だとある程度のスキルが一纏めにされてしまい特徴が出しづらくなった気がします。
スリーポイントを乱発し怒られるStewert Mason(20)
僕の好きなバカゲー方面で言えば、試合後のインタビューで、全く同じ格好をしたインタビュアーが何人もいてすごい怖いですし、ヒューストン・ロケッツやシカゴ・ブルズみたいな赤いチームの宣伝広告では選手全員目が充血していますし、すでにスタメン入りしているのにファンからは早くスタメンにしてくれと言われるなど世の中の理不尽さを上手く体現していると思います???
ダウナー系をキメるStewert Mason(20)

Skullgirls

やあ、ミス・フォーチュンちゃん 相変わらずいい体をしているね
格ゲーは苦手というかまだ熱帯すらしてないんですが…音楽とダークな世界観が好きでちょくちょくコンボ練習してはそれだけで満足してゲームを終了させる日々を送っています。誰かコンボできない同士で対戦しましょう
ヴァレンタインさんかっこいい

beatmania IIDX 21 SPADA & 22 PENDUAL

すごい偶然の成り行きで始めてしまった人生初のBEMANIゲーです、PS2の専コンとソフトを揃えると2桁万円が消えてしまいました。
ゲームの説明なんて降ってくるものに合わせて鍵盤とターンテーブルを叩く・回すゲームで終わってしまうんですが、それだけに上位曲は非常に難しく、始めたての頃に他人のプレイを見る度頭おかしいなと思ってました。
ただ好きな曲が多いので、今のところかなり楽しくプレイ出来ています。サファリとか当然何回も落ちましたが曲は大好きですし。SPは☆10と☆11、DPは☆9と☆10の壁を感じてから若干成長が止まっていますが気長にやっていこうと思っています。


以上おもろゲー2014でした。
今年は大半を弐寺に費やしたのでほとんど他のゲームがプレイ出来ておりません、その分画像でかさ増ししましたが後半どうでもよくなって適当な画像を入れてしまいました。来年もより良いゲームをプレイできるように祈りましょう。あとHotline Miami 2は今年中に出てほしいのでみんなもサンタさんにお願いしておきましょう。

NBA2K15 つづき

前回の記事はポイントガードのキャラしか触れてない時に書きましたが、センターでやると自分でリバウンド取れるのですごいやりやすくなりますので味方のリバウンドにイラつく人はセンターがおすすめです

アシストに比べてもリバウンドは全然稼ぎやすく、正直ポイントガードでリバウンドにスキルを全く振っていなくてもそこそこ取れますのでセンターなら尚更

あとアスリートスキルとシュートスキルは初期から優先的に上げた方が良いでしょう
アスリートが上がれば老人ジャンプから一転ジャンプヒーローになれますしディフェンス時の動きも良くなります
はじめにVC3000円分くらい買っておけばアスリート+(インサイドorジャンプ)シュートは最大まで振れるでしょうからいちいち全試合するのめんどくさい人は課金しましょう

2014年11月16日日曜日

NBA2K15

毎作のようにMy Career専で、下手なので難易度設定プロ+ゲームスタイルシミュレーションでやってます
3日で30時間プレイしてしまうくらいには面白いです
シグネチャースキルがプレイ内容に応じてどんどん追加されていくようになったので自分のプレイスタイルを活かしたプレイヤーが作りやすくなっています
またマイキャリアでは「ドラフト指名されなかった無名選手がトライアウトからスターダムにのし上がる」というストーリーが強調されているので、これまでの素っ気ないMyCareerとは一線を画した感じになりました
前作の変顔はないですけど2K特有の日本語翻訳ですごい面白い字幕もあり、バカゲー面も脈々と受け継がれていますのでそういったところはオススメで買うべきです


じゃあ何がおすすめできないかというと、ひたすらストレスのたまる難易度調整です

前作では馬鹿みたいにブロックが決まっていたのでそれを調整しようとしたのでしょうが、ブロックの成功率を下げるのではなく「ブロックボタンを押してからワンテンポ遅れてジャンプするようにする」という老人並みの運動神経にされてしまいました
また露骨に味方チームが弱く、なんとボックスアウトすらまともにできない貧弱インサイドとなっています(そのくせオフェンス時だけはしっかりボックスアウトしているのでそこそこORは取る)
おかげでオフェンスリバウンド取られまくるのは当然で、1ポゼッションで四回オフェンスリバウンド取られた時はさすがに笑いました

そんな貧弱インサイドなので(+初期は能力値が低いので自身の動きが鈍すぎて)相手にペネトレイトされたらすぐ得点されてしまい、自身の評価が下がります
味方は自分のマークマン以外にはほとんど興味が無いようでヘルプに来ず棒立ち状態になることが多く、やすやすと得点されてしまい自身の評価が下がります
またスクリーンに引っかかった味方のヘルプディフェンスにいくと「マークマンに得点される」と出て自身の評価が下がります
スティールによるファストブレイクからコンタクトレイアップになることも多いのですが、味方は結構外すくせに敵はほぼ決めてくるので「ターンオーバーから得点を許す」となって自身の評価が下がります
さらに前作までの超反応スティールは健在なのでアシストを稼ごうとすると自身の評価が下がります

というかそもそも自チームはどフリーでも半分くらい外すのでアシスト稼ぐのも一苦労です
敵チームはフリーだとほぼ100%決めてきます^^
前作までは自身のスタッツがしょぼくても強いチームなら大体勝ってましたが、今作は強いチームだろうが弱いチームだろうが、自身がすごい得点しないとなかなか厳しいです
あと第4Qにクラッチ補正があるみたいで敵チームはかなり追い上げてきて結果オーバータイムになって負けたりします


最初はPS1並みのロード時間や、ベンチ時にスキップできない時間があるとかににイラつきましたが、そんなのは些細な事でした…
最初は勝ち負けにこだわらずスタッツ厨になるのが正しい遊び方な気がします
ただスタッツ重視すると「味方を活かせ」だの「ボール持ちすぎ」だのなんだの言われるのでまたストレスたまるすごいゲームです

2014年7月28日月曜日

キミキス -various heroines-

僕は右から2番目の人が好きなんだ
あの国民的ギャルゲー「キミキス」「アマガミ」のコミカライズを、あの国民的エロ漫画家である東雲太郎が手がけたことで国民的熱狂を生んだと言われる「キミキス -various heroines-」と「アマガミ -precious diary-」。両作品の1巻が8/29まで無料ということでまあ拝見させていただいたわけなのですが…

一人いなくね?
俺は無料の1巻だけを読んでいたと思ったらいつの間にか全巻購入していたというポルナレフよりもどちらかと言えばCLAMP院的なスタンド攻撃を受けていた訳です。アマガミの方も買ったんですがまだ届いてませんので届き次第承太郎と花京院の元気な子供の顔が見れると思います。


でまあエロのために生き、抜くために仕事をしているような俺の知り合いの方たちには申し訳ないのですが、この作品には直接的なR-18シーンは出てきません。東雲氏本人もあとがきにて「僕のふるさとではパンツやおっぱい丸出しが普通…むしろ見せないのは逆に失礼にあたるので時々不安になる」と言っている通り、是非とも丸出しを見たい健全な範囲の描写に留まっています。ディープキスが健全なのかと問われれば多少疑問を挟む余地はありますが、快◯天やL◯に飼いならされてしまった我々には少々物足りないかもしれません。

セックスを求める消費者を嘲笑うリックアストリー
 とはいえキミキス・アマガミにおいてユーザーが求めているものは、「主人公とヒロインがイチャイチャしてるのを見て、自分に重ね合わせた妄想をしてニヤける」という、思春期を迎えた男性ならば一度はやったことのある行為です、多分。そしてこの漫画にはそれをさせるだけの破壊力は十分というか原作以上かもしれません。なので一度原作をプレイして悶えたことのある人なら是非とも読んでおくべきです。


内容の話なんですが、「キミキス -various heroines-」は全5巻となっており、1巻につきヒロイン一人にスポットを当て、最終的に主人公である相原光一と結ばれるストーリーになっています。さっきの画像を見ても分かるように、各巻のヒロインは以下の通り。番外編の主役は俺が勝手に決めました。

1巻:水澤摩央(番外編:菜々)
2巻:咲野明日夏
3巻:祇条深月(番外編:川田知子)
4巻:二見瑛理子
5巻:星乃結美(番外編:二見瑛理子)

栗生さんの巻が無いのは、彼女が一応隠しヒロインであることに配慮したのでしょうね。といってもちょこっとだけは出てきますが。
?メインヒロインであるはずのうどんの巻もない?ん~何のことかなフフフ…
しかし二見さんはメイン張ってるにも関わらず番外編でも話があるとかやはり一番人気キャラだと扱いも別格になるんですねー。
?メインヒロインであるはずのうどんは番外編すらない?ん~何のことかなフフフ…

キミキス世界における狂気
この1巻につき1ヒロインという構成は「アマガミSS」(アニメ版アマガミ)と同じオムニバス形式なんですが、内容の方も似たような感じになっています。結論から言うと、複数のルートからおいしいイベントだけまとめたストーリーということ。

変えられない結末に落胆するゲーマー
キミキスは複数ルートと言ってもスキ・ナカヨシの2つしかないんですが、これ実際プレイした人は分かるんですけどどっちのルートになっても話の結末はほとんど変わらないんですよね。
ゲーム版キミキスではこの「どちらのルートでも結末は同じ」というのが、わざわざ両ルートプレイする意義というのを多少薄れさせてる感じがありました。特にあまり好みではないヒロインはどちらかのルートだけやってもう一方のルートはノータッチ、もしくはそもそも攻略しないという人は結構いたんじゃないかと。

ところが、東雲氏のコミカライズのように両ルートのおいしいとこ取りをするならば、違うルートのイベントが同一時間軸上で起こってもほとんど違和感が無く、ストーリーがスッと頭に入ってくる。「どちらのルートでも結末が同じ」という点が非常に都合良く作用してくれるわけです。

「どちらの矢印でも長さは同じ」という点が非常に都合良く作用している
更に原作では触れられていなかった部分が補完されていたり、ヒロイン同士の関わりというのもそこそこ追加されてます。特に4巻では二見瑛理子・水澤摩央の絡みが描かれているのが個人的にポイント高かったです。若干摩央姉に切なさを感じるあたりもGood。

仲悪いわけじゃないよ
まとめると、キスが濃厚なので妄想が捗る良い作品でした。オススメはやっぱり二見さんメインの4巻になるかなあという感じ、二見さんファンなら5巻の番外編も必須。というか漫画のストーリーそのまんまでいいからアニメ化されることを切に願ってます。99%ありえない気はしますが。