2012年12月29日土曜日

おもろゲーを振り返る2012

今年も残すところ僅かとなりました。あっという間に2012年は過ぎ去り、この調子で2013年もその先も同じ感じで繰り返されていくのでしょう。
というわけで時間を死ぬほど奪い取ってくれたゲームくん達を振り返ってみたいということでこの記事を書いてみたいと思います。まあそんなに新作やってないので今年初めてプレイして印象に残ったゲームをいくつか紹介するという形になりますのでご了承を。順番はプレイした順です。



Deus Ex: Human Revolution

(´▶ω◀`)
みんなの顔文字です たのしくつかってね

Anno 2070


日本では「創世記」シリーズとしても知られている多分ジャンルで言えばRTSな箱庭ゲーというかミニスケープゲームです。このゲームは某所で「AoEとシムシティを足して2で割ったようなもの」と説明されていました。俺はどっちもやったこと無いので詳しくは分からないのですが、聞いた時はすごい納得してしまった覚えがあります。
このゲームを買うまではAnnoシリーズはおろかシミュレーションゲームすらほとんどやったことが無かったので、正直プレイする前に「まさかそんなにハマらないだろう、グラは綺麗だけどシミュレーションって難しくて投げ出しそうだし」とか思ってました。

実際やってみるともうドハマリしてしまいましたね。この作品では温暖化によって陸地のほとんどが水没してしまった地球で、限られた資源をいかに利用して人々の生活を発展させていくか、みたいな割と他人事とは思えない設定なんですが、このどことなく物悲しい背景と、ゲーム中に流れるBGMがすごいマッチしててポイント高いです。
基本的には明確な目標のない「Continuous Mode」というゲームモードでプレイするんですが、プレイヤー以外にCPUの勢力が存在しており、各勢力には環境保護団体や工業推進派、海賊などがあって否が応にも彼らと関わることになるため、機嫌を損ねて宣戦布告されないように自身の政策を柔軟に変化させたり、もしくは彼らを滅ぼすために軍備に力を注ぐなどなかなか忙しい展開になります。だからやることが無くて退屈ということがほとんど無いのが良かったです。ちなみに俺は海賊から戦艦を購入して即宣戦布告して滅ぼしました。

内政面では、基本的に住民の要求を満たすために色々な製品を彼らに供給しなければならないのですが、当然住民の生活の質が向上するに従って必要な資源が増えていくため、ゲーム開始時に上陸する島だけでは十分な資源をまかなえません。また各島によって栽培できる作物や、採取できる鉱物などが決まっているため、暇な船は探索に出して将来進出する島を探しておく必要があります。しかしあまり生産施設を作り過ぎると環境が悪化して住民が不満を持つため、主に都市が存在する島と生産施設が集中する島とに分けるといいでしょう。

なんか文章が長くなって来ましたが、とりあえずミニスケープものが好きな方、結構忙しいゲームが好きな方、自分の作った街が発展していく様を見るのが好きな方、敵勢力を地上から根絶やしにすることに快感を覚える方などは是非プレイしてみてください。

Sid Meier's Civilization IV: Beyond the Sword

マンサ氏ねこ大好き
お前何年前のゲームだよそもそもCiv5出てんだろとか言われそうですが。

一回プレイするだけではイマイチ訳が分からなかったんですが、数回プレイして、ゲームのルールや各指導者AIの特性などを理解して初めてのめり込むことが出来るゲームだと思います。
基本的にプレイヤーを含む各指導者達は都市を建設して自国を拡張していき、勝利条件を目指すというオーソドックスなゲームルールではあるのですが、これは非常に大まかな説明になります。

勝利条件は他の国を全て滅ぼせば勝ち、というのが真っ先に思い浮かぶでしょうし、実際Civ4にも存在します。ただこのゲームには7つも勝利条件があり、それがプレイヤーだけでなくAI指導者にすら臨機応変な戦略を要求します。
戦争でうまく領土を拡大し、一定数以上の領土と人口を手中に収める制覇勝利条件達成目前。ところがタッチの差で敵国に文化勝利条件を満たされてしまい敗北。他国の情勢をほとんどチェックしない横着な俺の場合はよく目にする光景です。要するに自分が勝利条件をほぼ確実に満たせるというだけでは駄目で、AIがどのくらいで勝利条件に到達するかといったことも当然考慮しないといけないわけです。しかし頭では分かっていても、自分が全く狙わない勝利条件はすっかりチェックし忘れたりするので、その勝利条件で先を越されたりすると非常に悔しい。悔しいからこそもう1ゲーム…こう思う頃には既にあなたは立派にCiv廃人の第一歩を踏み出しています。

せいぜい国王(4番目に難しい難易度)クリアが精一杯な俺が思い出せる限りの要点としては、
「開拓者ユニットによって都市を建設し、各都市毎に新たなユニットや施設を生産」
「新たなユニットや施設を解禁する技術を開発」
「都市範囲に含まれるタイルの産出が主なリソースであり、パン、ハンマー、コインがある」
「都市の人口が増えると利用できるタイル数が増加する」
「コインから得られる富を変換したビーカーを消費し、新たなユニットや施設を解禁する技術を開発」
「労働者ユニットが建てる建設物(1タイルに1つ、作り変え可能)はタイル出力を増幅させる」
といった感じです。適当なこと書いてると思うので間違ってたら是非伝えてください。
要するに「新しい技術を開発して国力を増強させていくが、その源のほとんどは自国都市圏内のタイル出力である」というのがほとんどの場合に当てはまることです。一度プレイしてみたもののよく分からずそれっきりな方や、丁度Steamホリデーセールで購入したが何をすればいいのか分からないという人は、これを念頭に置いてプレイすると少しやりやすいかもしれません…とは言えWikiが充実しているのでそちらを見たほうが良いのでしょうが。

なおこのゲームは歴史に題材を取ってはいますが、あくまでシミュレーションゲームとして捉えるべきであり、歴史ゲームとして矛盾があるという理由で批判するのはお門違いだと俺は思います。なんで日本でアリストテレスが生まれるんだよとかどうして鉄がないのに長距離砲が生産出来るんだよとか俺に限らず誰でも思うはずですが、それ以上に戦略ゲーとしての完成度が高いです。
発売から7年経った今でも多くの人を惹きつけて止まない理由が分かった気がしました。

ちなみにCiv5もそうなのですが、Civilization IVも拡張パックによって完成度が高められており、無印→Warlords(略称WL)→Beyond the Sword(略称BtS)という順番です。つまりBtSが完成形と言って差し支え無いと思いますので、特に理由がなければ最初からBtSをプレイすることをおすすめします。無印からBtSに移行した場合、様々な要素に大きな変更があるので混乱するかも。

Farming Simulator 2013

何の前触れもなしに空中を最高速で飛行する謎の物体X
農業ってのどかで平和でいいですよね~などというセリフは本業の人達からすると許せない言葉でしょうが、このゲームに限ってはその言葉が当てはまります。自分のやりたい時に、好きなだけプレイできるし、時間の進み具合や作物の成長速度も調整でき、川のせせらぎや鶏の鳴き声を聞きながら営む、平和な農業シミュレーション。

という一面もまあ確かにあるんですが、どちらかと言うと画像のようなバグや何もしなくても金がたまる風力発電シミュレータなど、多々ある突っ込みどころにどう反応出来るかが鍵のゲームです。なんだよクソじゃんと思う人はこのゲームやめといた方がいいです。

あとは知り合いとのマルチプレイを経験したかしてないかで結構評価が変わる作品だと思います、また機会があれば是非マルチ参加したいです。

Dishonored


個別記事でも書いたので割愛。とりあえずブリンクだけでご飯3杯はいけますね。

Hotline Miami

最近どこかで見たような…?
2Dトップビューバイオレンスドットアクションサイケデリックグロゲー。訳分からない説明ですが多分大体の人には納得してもらえるのではないかと。

主人公は留守電メッセージに残された指令に従い、ドンパチ上等殺し合い上等なマフィアの拠点を殲滅しに行きます。近接武器や銃器で撲殺・斬殺・射殺して、敵を全滅させればステージクリアという至ってシンプルな、悪く言えばどこにでもある構成のゲーム。

しかし予備知識無しに一度プレイしただけでは分からないストーリー、どこかサイケな雰囲気を醸し出す良質なBGM、一発殴られる・撃たれるだけで即死というシビアさ、そしてただ敵を倒すだけ、なのにそれが何故か気持ちいいという爽快感。これらの要素がHotline Miamiを凡庸なゲームから、不思議な中毒性を持った作品に変えています。

個人的には、子供の頃にMSXやメガドライブ、PC98のゲーム音楽を良く聞いて育ったので、今でもゲーム音楽はどちらかと言うとピコピコ音な方が好きなのです。だからそれだけでもこのゲームを買った価値はあったのですが、ゲームシーンを非常に良く表しているような曲ばかりで、しかもゲームとのマッチ具合が物凄く高いのです。決して派手な曲ではないのですが、Chapter12のBGMである「Flatline」の完成度は特に高いと思います。プレイ時間が3時間の時点で俺のiPodにBGMが全曲入ることになるとは思ってもいませんでした。

唯一残念なのは、バグに悩まされる人が多い点。俺の場合は不備なく全チャプターを終えることが出来たのですが、人によっては特定のチャプターで必ず落ちたり、BGMが鳴らなかったりするなど、プレイしたくてもできないバグに見舞われるようです。普通に遊べる人も結構いるあたり原因が不明なのが厄介ですが。またこれは俺もそうですが、Steamオーバーレイが上手く動作せず、スクリーンショットも撮影できません。実績が解除されない人もいるそうですので注意。

Rocksmith


コントローラに本物のギター・ベースを用いた音ゲー。PC版以外にもXBOX360・PS3版が存在しますが、ゲーム内容に関しては大きな差はないそうです。楽器本体と各機種を繋ぐケーブルはリアルトーンケーブルという専用のフォン-USBケーブルを使います。ここまで「ありそうで無かった」という言葉が似合うゲームも珍しいですね。

しかし、ただ「ありそうで無かった」で終わるゲームでは無く、思った以上にゲームとして良く出来ている作品だと感じました。楽曲には実際の洋楽が用いられていますし、ギターを初めて触る人でも弾けるような簡単な曲から、十分歯ごたえのある曲まで様々です。曲は細かなパートに分けられており、各パートにおける運指の難易度や、楽曲の速度を変えて練習することが出来ます。また、通常のアレンジだけではなく、単音弾きアレンジやコードアレンジが存在する曲もあり、自分の好きなスタイルを選択可能となっているのも特徴です。更に、ゲームを進めてポイントを得ることで新しいエフェクターやアンプ等がアンロックされていくため、プレイヤーのモチベも結構保たれます。ちなみに曲の演奏時にはゲーム側が勝手にその曲の音にセッティングしてくれるのですが、この音が結構原音に近いのもギタリスト本人になったつもりで演奏出来て◎。

このゲームで初めてギターに触れる人はもちろんのこと経験者でも、難しい曲を何回も練習して弾けるようになったという喜びを存分に味わうことが出来ます。好きなアーティストのDLCが配信されていれば購入するのが吉。俺のおすすめはRUSHのDLCです。



以上主なゲーム紹介2012でした。Steamerの皆さん良いお年を。来年も良い開発を。

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